お掃除機能付きエアコンも掃除する必要があるのはどうして?
- 2020.01.20
- エアコンクリーニング
「家のエアコンはお掃除機能が付いているから掃除をしなくてもいい」そう思っていませんか。
実際、お掃除機能が付いているエアコンを使っている方は、買ってから掃除をしていない場合がよくあります。
しかし、自動掃除機能が付いていたとしても、エアコンは定期的に掃除をしなければなりません。
では、どうしてお掃除機能付きエアコンでも掃除の必要があるのでしょうか。この記事では、お掃除機能付きエアコンを掃除しないといけない理由について解説していきます。
エアコンの自動掃除機能はすべてをキレイにするわけではない
エアコンの自動掃除機能はフィルターのみ
エアコンに付いている掃除機能が掃除をしてくれるのは、フィルターのみというのが一般的です。
フィルターにゴミやホコリが詰まると空気の循環効率が低くなるので、エアコンの稼働効率が悪くなって余分な電力を使ってしまいます。
自動でフィルターを掃除してくれる場合、エアコンの稼働効率が低下しないので、基本的にフィルターの掃除は必要ありません。
しかし、エアコンの掃除はフィルターだけでなく、フィンや吹き出し口などもカビが発生するので掃除をしなければなりません。
特に、エアコンの内部は残った水滴によってカビが繁殖しやすい環境ですので、知らない間にカビが繁殖していることはよくあるのです。
つまり、エアコンのお掃除機能はエアコンのすべてをキレイにしてくれるわけではないので、定期的に掃除をする必要があるといえるのです。
ホコリの処理方法によっては別途掃除が必要
エアコンの自動掃除機能はフィルターを掃除してくれるものがほとんどです。
しかし、掃除で集めたゴミを処理する方法は機種によって違い、処理方法によっては自分で掃除をしなければなりません。
汚れの処理方法は大きく2つに分かれます。
1つは屋外に排出するタイプ、もう1つはダストボックスに溜めるタイプです。
それぞれ掃除が必要な理由がありますので、解説します。
屋外排出タイプ
屋外排出タイプは、エアコンに溜まった水を排出するドレンホースからゴミを排出します。
このタイプはフィルターの掃除からゴミの排出まですべて自動でされるので、手間はほとんどありません。
しかし、ドレンホースにゴミが詰まって水漏れを起こしてしまう恐れがあります。
そのため、年に1度はドレンホースを掃除することが必要になります。
ダストボックスタイプ
ダストボックスタイプは、フィルター掃除によって回収されたゴミをダストボックスに溜めて、自動でエアコン外に排出されません。
そのため、定期的にダストボックスに溜まったゴミを捨てる必要があるのです。
もし、ダストボックスにゴミが溜まったままエアコンを稼働させると、自動掃除機能で十分にフィルター掃除がなされなくなります。
つまり、フィルターの掃除が十分にされなくなるので、自動掃除機能が付いていなエアコンとほとんど変わらなくなるのです。
せっかくエアコン自動掃除機能が付いていてもフィルターの掃除がされず、ニオイを発生させることもあります。
ダストボックスにゴミが溜まっていないか、エアコンを使うシーズンは定期的に確認しましょう。
エアコンの設置場所によってはフィルターの掃除も必要になるケースも
エアコンのお掃除機能はフィルターを掃除してくれるので、基本的にフィルターを掃除する必要はありません。
しかし、キッチンなど油を使う部屋に設置している場合はフィルターの掃除が必要になることがあります。
キッチンに設置しているとエアコンは空気と同時に油分を吸着したホコリも吸い込んでいます。
すると、エアコンの自動掃除機能は油で汚れたフィルターを掃除できないので、フィルターは目詰まりを起こしてしまうのです。
キッチンに自動掃除機能が付いたエアコンを設置している場合は、表面を掃除するときにフィルターが汚れていないかチェックするようにしましょう。
もし汚れている場合は、水洗いでキレイにするようにしましょう。
お掃除機能付きエアコンの内部洗浄の頻度は数年に1回が目安
お掃除機能が付いていないエアコンの掃除は、基本的に2週間に1回のペースで行うのが理想といわれています。
フィルターに汚れが付着して網目が詰まってしまうので、それを防ぐためにも2週間に1回の掃除が必要です。
そうすることで、効率よく稼働するので、無駄な電力が消費されず寿命を延ばすことにもつながります。
では、お掃除機能が付いているエアコンの場合はどうかというと、数年に1回のペースで問題ありません。
理想は2年に1回です。
お掃除機能付きエアコンでも内部までは掃除してくれないので、フィンなどを洗浄する必要があります。
しかし、フィルターがキレイな状態で維持されているので、内部の汚れは比較的軽度です。
そのため、数年に1度の掃除で十分です。
ただし、使用頻度によって違いますので、エアコンの効きが悪くなったりニオイなど異常を感じたりしたときは、エアコンの内部の汚れを疑ってみてください。
-
前の記事
エアコンからゴキブリが出た!対策方法は? 2019.12.23
-
次の記事
エアコンクリーニング業者の選び方 2020.01.27