エアコンの効きが悪くなった時。考えられる原因と対処法

エアコンの効きが悪くなった時。考えられる原因と対処法

暑くなってきたのでエアコンを使ったものの、あまり効きがよくない。

そんなお悩みを持つ方は毎年たくさんいらっしゃいます。

多くの方は、すぐに「これはエアコンの故障で買い替えが必要」と思ってしまっています。

しかし、「エアコンの故障」と判断する前に、いくつかチェックすることで効きをよくすることができるのです。

この記事では、エアコンの効きが悪くなったときに考えられる原因と対処法について詳しく解説していきます。

エアコンの効きが悪いのは室外機のせいかも

エアコンの効きが悪くなると、当然誰でもエアコン自体に問題があると考えがちです。

しかし、実はエアコンの室外機に問題がある場合も多々あります。

室外機の役割は、室内の熱を外に放出することです。

しかし、室外機が汚れていて空気の循環がスムーズにできていない場合があります。

すると、熱を外に放出できないので、エアコンの効きが悪くなってしまうのです。

これは室外機の汚れだけに限ったことではなく、室外機周辺の環境も大切です。

例えば、室外機の周りにものが置いてあると、空気の循環が悪くなります。

すると、熱を放出しても、その空気が循環してエアコンに戻っていきます。

その結果、空気を冷ますのに余計に時間がかかる原因になってしまうのです。

室外機が汚れているときは、髪の毛や枯葉などのゴミをスッキリとキレイにするようにしてください。

植木やバケツなどで空気の循環を遮っている場合は、それらを室外機から離すようにしましょう。

そうすることで、室外機の空気の循環が改善されるので、エアコンの効きがよくなります。

他にも、室外機に直射日光や西日が当たっている場合もエアコンの効きを悪くする原因になります。

室外機が熱せされると室内から送られてきた熱の放出効率が悪くなるのです。

直接太陽の光が当たる場所に室外機が置いてある場合は、すだれなどで日陰を作るようにしましょう。

それだけでエアコンの効果が高まることがあります。

室外機をチェックすることはあまりないと思います。

しかし、エアコンに大きな影響を与えているので、効きが悪いと感じたらチェックするようにしてください。

室外機をチェックすることで、買い替えを防ぐことができます。

フィルターの汚れも効果に影響を与える

エアコンを掃除するという習慣がない方がいらっしゃいますが、それは効きに悪影響を与えます。

エアコンは部屋の暑い空気を吸い込んで、それを冷ましてから室内に放出しています。

その際、室内の汚れを取り除くために、フィルターを通してから空気を吸い込んでいるのです。

そのため、フィルターが汚れて詰まっていると、空気の循環が悪化して効き目が悪くなるのです。

エアコンの効きが悪いと感じたときは、フィルターを覗いてみてください。

汚れているかどうかをチェックするのは簡単です。

ほとんどのエアコンは外カバーを少し持ち上げることで、フィルターを見ることができます。

フィルターを見てみて汚れている場合は、すぐに掃除が必要です。

特に、ペットを飼っているご家庭は、フィルターの汚れが激しい傾向にあります。

ペットの髪の毛などが宙を舞ってエアコンに吸い込まれて、フィルターを詰まらせているのです。

ペットを飼っている場合は、頻繁にフィルターをチェックするようにしましょう。

フィルターの掃除方法は簡単ですので、紹介します。

まずは、フィルターに詰まったゴミを掃除機で吸い取ります。

そして、シャワーを当てて頑固な汚れも落としましょう。

それを陰干ししてしっかりと乾かせば完成です。

特別な器具や方法は必要ありません。

誰にでも簡単にできるので、気が付いたらやってみてはいかがでしょうか。

エアコンの「ガス漏れ」に注意!?

エアコンの効きが悪い原因に、エアコンの冷媒ガスが漏れてしまっている場合が考えられます。

冷媒ガスとは、室内の熱を運ぶ役割があるガスです。

通常、新しく買ったエアコンの場合、このガスはいっぱいに満たされています。

しかし、エアコンを付け替えたり配管などが経年劣化したりすると、ガスが漏れるケースがあるのです。

すると、十分に熱の循環ができなくなるので、効きが悪くなるのです。

ガス漏れが起こっているかどうかの確認は、室外機のパイプに霜がついているかどうかでわかります。

霜がついていればガス漏れを起こしているといえるでしょう。

また、劣化によってパイプに穴が開いていることもあります。

そのような場合も、すぐに対処する必要があります。

ガス漏れの場合の対処は専門業者しかできませんので、対応を依頼するようにしましょう。

まとめ

エアコンの効きが悪い場合の原因と対処法を紹介してきました。

どれも少しのチェックと対策で解決するものがほとんどです。

エアコンの効きが悪いと感じた場合は、すぐに買い替えや修理を考えるのではなく、まずは本体や室外機をチェックするようにしましょう。

そうすることで、不要な手間や出費を抑えることができます。