エアコンの暖房が臭い!夏は平気だったのにどうして?
- 2020.03.22
- エアコンの役立ち情報
「エアコンの暖房を使うと、ニオイが気になる」こんな経験をしたことはありませんか?
夏に使っている間は全然問題なかったのに、暖房を使うと急にニオイだす。
こんなケースはよくあります。
実はこれ、原因はカビです。
エアコンからニオイが発生しては、いくら暖房で部屋が暖かくなっても、快適に過ごせなくなりますよね。
そこで、この記事では、暖房の季節にカビが発生する原因と、その対策について解説していきます。
エアコンのニオイで気になったことがある人は、ぜひ参考にしてください。
エアコンのニオイの原因の多くはカビ!
エアコンのニオイの原因には、タバコやペット、料理のニオイなどいろいろあります。
しかし、最も多いのが、エアコン内部で繁殖したカビによるものです。
「夏場に冷房を使用しているときは平気だったのに、暖房を使うと急に臭くなった」これは、カビによる場合がほとんどです。
ここでは、その原因を詳しく解説していきます。
湿度
カビが発生するためには、湿度が高い環境が必要です。
梅雨はカビが発生しやすいですよね。
これは、雨で湿度が高い日が続くことが原因です。
エアコン内部でも、湿度が高い状態が続くと、カビが発生しやすくなるのです。
「エアコン内部って高湿度なの?」こんな風に思いませんでしたか?
実は、エアコン内部は、使い方によっては高湿度になるのです。
例えば、冷房を使うと部屋の暖かい空気を、冷媒を使って冷たくします。
そして、冷たくなった空気を部屋に戻しますが、その際、どうしても結露を発生させてしまいます。
この結露がエアコン内部の湿度を高めて、カビの温床へと変えてしまうのです。
ゴミや汚れ
カビは菌ですので、繁殖するためには水の他に栄養素も必要です。
エアコンは、栄養素もたくさん溜まりやすい環境でもあります。
例えば、エアコンを使うと、空気中のホコリなどが吸い寄せられてきます。
一度エアコンのカバーを外してみてください。
フィルターに凄いゴミや汚れがついていると思います。
カビはこれらのゴミや汚れを栄養源にして、繁殖していくのです。
温度
カビは20~30度が最も繁殖します。
人間が快適と感じる温度と同じですよね。
つまり、エアコンを使うと、カビにとっても心地よい温度となるので、繁殖の条件が整うことになります。
カビを発生・繁殖させないためには、ここで紹介したカビの好条件を作らないことが大切です。
暖房の季節にカビのニオイで困らないための対策
暖房の季節にカビで困らないためには、冷房を使う季節からしっかりと対策を採っておくことが肝心。
そこで、ここではカビを発生させないための対策を紹介していきます。
冷房後の送風でエアコンを乾燥させる
カビが発生する最も大きな原因が湿度。
冷房では結露を防げないので、冷房後にエアコンを乾燥させることが大切です。
そのため、冷房を使い終わった後は、送風でしっかりとエアコン内部の水分を飛ばすようにしましょう。
送風をする時間は1~2時間程度。
たったこれだけで、カビの発生率を大きく下げることができます。
フィルターの掃除を定期的に行う
カビの繁殖には栄養素も必要と説明しました。
そのため、カビの栄養となるゴミや汚れを定期的に取り除くことも効果的です。
基本は、フィルターの掃除です。
1ヶ月に1回は前のカバーを開けて、汚れたフィルターをキレイにするようにしましょう。
掃除の方法は簡単です。
掃除機でフィルターに付着したゴミを吸い取ることで完了。
これで物足りなければ、シャワーで水洗いしてください。
ここまですれば、フィルターはスッキリして、カビの繁殖を防ぎやすくなります。
すでに臭っている場合の応急処置!
ニオイの元となるカビの発生を抑える対策を紹介しました。
しかし、「すでに、ニオイが気になる…」そんな場合もあるかと思います。
そこで、応急処置も合わせて紹介します。
その方法とは、運転開始後、10分間は窓を開けておくことです。
カビの胞子は、運転と同時に飛び出していきます。
そのため、放たれたカビの胞子が窓の外から出ていくようにするのです。
あるいは、30度以上の温度に設定して、1時間暖房をしてください。
こうすると、エアコン内部を乾燥させられるので、カビ菌を死滅させることができます。
しかし、あくまでここで紹介した方法は応急処置です。
「カビのニオイが気になった」という人は、専門の業者にエアコンのクリーニングを依頼するのがいいでしょう。
カビはニオイだけでなく、健康被害の原因にもなります。
カビが気になったら、すぐにエアコンをキレイにするようにしましょう。
そうすることで、エアコンを快適に使い続けることができます。
まとめ
「冷房では気にならなかったのに、暖房を使ったとたんにニオイが気になる」
こんなカビ問題は、普段の使い方で防ぐことができます。
そのため、エアコンの乾燥と掃除を心がけて使うようにしましょう。
もし、すでにカビが発生してしまっている場合は、専門の業者に掃除してもらってください。
そうすると、安心してエアコンを使えるようになります。
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